金属表面処理の案内

金属表面処理とは

金属表面処理とは、平滑光沢化、耐食性、耐摩耗性、耐疲労性、絶縁性、断熱性、装飾性などを向上させるために金属の表面に研磨や塗装、めっき、熱・化学処理などの方法で処理加工することすることをいいます。
また、金属表面処理の研磨には、機械研磨、化学研磨、電解研磨、化学機械研磨という処理法があり、めっきにおいても、電気めっき、化学めっき、溶融亜鉛めっき、溶融アルミニウムめっき、物理蒸着法、化学蒸着法等様々なめっき処理法があります。

右側の写真は食品装置部品です。
ステンレスTIG溶接後2次旋盤加工をして表面を鏡面バフ仕上げをしてあります。

大畠製作所の金属表面処理加工

大畠製作所では、ステンレスや鉄のバフ仕上げ、ヘアライン仕上げ等の機械研磨、ステンレス電解研磨、溶接焼け取り、さび・汚れ取りの電解研磨の表面処理を行っております。

ステンレス製品は、ステンレス鋼の金属溶接後の溶接ビート、表面の酸化皮膜除去に酸洗い、電解研磨処理をしています。また、ステンレス製装飾性のカバーはバフ仕上げやヘアライン仕上げしています。
アルミ製の製品は、アルマイト処理や、アルミ製の金属溶接をする際にアルマイト処理の前処理の苛性処理をして油分、汚れ除去を施して溶接することが可能です。

研磨以外の金属表面処理の対応

当社では、研磨以外に金属板金加工、金属塗装、金属機械加工に合わせて以下の金属表面処理に対応しています。

（１）電気化学処理: 　電気めっき、無電解めっき、3価クロム化成処理、リン酸塩処理、アルマイト処理
（２）塗装: 　ローラー刷毛塗り、電着塗装、スプレー塗装、静電粉体塗装、流動浸漬塗装
（３）物理的表面処理: 　ショットピーニング、サンドブラスト

金属表面処理例

金属表面処理は製作図や仕様に応じて、各種金属メッキ処理や焼付塗装した製品も製作しています。
アルミ製品はアルマイト処理もしています。

金属溶接後皮膜除去の電解や製品表面バフ研磨、ヘアライン仕上げが可能です。

パルスマグネット架台
金属溶接と金属機械加工を一貫して当社で製造をしました。
鉄製品は三価クロメイトめっき、アルミ製品はアルマイト処理、ステンレス溶接製品は焼鈍処理後金属機械加工し3次元測定機で測定をして納品しました。
パルスマグネット架台可動機構
べース部
鉄製でMIG溶接し、焼鈍処理とショット処理、横中ぐり盤加工後三価クロメイト処理をして納入しました。
ステンレス製品です。
チャンネル構造の溶接製品です。
溶接後に酸洗処理をして納品しました。